用語集

犬神(いぬかみ もしくは いぬがみ)

人の姿をとることも出来る巨大な犬の化生。その本性は「破邪顕正」(邪を破り正しきを顕す、つまり「正義を行う」こと)と言われ、霊能力を持つ血族との盟約関係を持つ群れ(川平家の犬神たちがこれにあたる)の存在も複数確認されているとされる(つまり、川平家以外にも「犬神使い」は存在する)。原作内では東家などが名前だけ挙げられている(現実の伝承上の犬神とは微妙に意味合いが異なる)。犬神使いを含む「人間」の善し悪しを判断する基準として、少なくとも容姿は二の次であり性格や言動を重視している(潔癖な正義感であることが理想。当初、薫の犬神たちが啓太を物凄く嫌っていたのは彼が犬神の倫理基準に反することばかりしているからであった)。 霊力を失わないかぎり不老長寿であり、子供をつくったり、強力な術を使い続けるなどしないかぎり若いままである。

犬神使い(いぬかみつかい もしくは いぬがみつかい)

「犬神」に憑かれ、それを使役する霊能者のこと。作内では大抵の場合、啓太・宗家・薫など川平家の人間のコトを指す。使役とは言うが、どちらかと言えば盟約関係・友情関係・ペットと飼い主といった「友愛・信頼を基礎に置いた関係」の上に成り立つ「共闘」に近い。 犬神使いの強さは、基本的には憑く犬神の数によって測られる。つまり、強い能力を持てば持つほど数多くの犬神を憑かせる事が出来る。 ただし、例外として本当に強い犬神使いに本当に強い犬神が憑いた場合には、憑いた犬神が他の犬神が憑くのを排除して主を独占するために、傍目には「1匹しか憑かなかった弱い犬神使い」に見えてしまう。この場合、その力の総和は通常「強い犬神使い」とされる者と大差無い場合がある。作中では、宗家や啓太がこのケースにあたる。 しかし、犬神使いの強さの指針は、憑いている犬神の数や力の強さの他にもう一つあり、それこそが犬神使いの本当の強さの指針になりうるものとされる。それは「犬神たちの指揮官としての能力」で、犬神の数・状況・性質・能力を把握し、それらをどのように効果的に運用できるかということである。大妖狐曰く、犬神は犬神使いに指揮される事で倍々に強くなってゆく、という。薫は特にこの点で優れている。なお啓太にはようこしか憑かなかったために、この能力に関して未知数であったが、原作第2部終盤において非常時的に薫の犬神たちを指揮した事で、才能が急激に開花した。さらには完結編最終章にてこの能力は、犬神たちだけではなく他の者にも作用を及ぼし戦いの場を支配する、いわば『「犬神使い」使い』ともいえる能力へと昇華された。 犬神使い同士の連絡方法は様々だが、近年は古来の霊能力者間の口コミに加えインターネットの利用も活発。特に川平家では宗家自らが犬神使い専用の会員制ウェブサイト『満月亭』を開いており、血族のみならず他家や個人の犬神使いにもその門戸を広く開いている。

基礎霊力(きそれいりょく)

川平家では、犬神及び犬神使いの霊力の強さを、漬け物石を割るテストで計測する為、単位は「漬け物石」で表される。ただし、計測時の状況や体調などにも左右される為、この数値はあくまで参考程度である。

おすすめ情報

特命霊的捜査官(とくめいれいてきそうさかん)

内閣官房直属となる秘密特務機関「鎮霊局」に所属する霊能力を持った捜査官で、仮名士郎がこれにあたる。主な任務は、霊的犯罪の捜査及び対処であり、その為に必要ならば犬神使いを始めとする一般の霊能力者を依頼して連携をとる事も可能。全員が霊的アイテムを標準装備として所有している。また、局長のコネクションによって、様々な霊能力者や政財界への発言権を持っている。 本作と同じ世界観である『ラッキーチャンス!』に登場する天草沙代も、特命霊的捜査官である。

天地開闢医局(てんちかいびゃくいきょく)

とある神山の奥地にある、妖怪専門の医療機関。実は国家機関であり、医局員は人間である。 川平家の犬神たちは、ここで定期健診や予防接種を受ける事が川平本家の宗家により義務付けられている。 ようことなでしこはそれ以外にも時々2人で通っている。その理由は、啓太がようこに聞いても「えっち♪」と返されるだけであったが、『EX わんわん!!』でなでしこの口からごきょうやにのみ明かされた。 最近は啓太に大変な興味を示し、ようこに私生活をビデオレポートするようデジタルビデオカメラを貸付している。おそらくは前述の理由に関係するものと思われる。

破邪走光(はじゃそうこう)、破邪結界(はじゃけっかい)

最長老一族や薫の犬神たちが使う共通の光線技や結界術。破邪走光は通常の光線技としての特性以外にも、各犬神によって異なる特性や、それぞれの光線を組み合わせて全く別の効果を持たせる特性も持つ。なお、集団技はせんだんの指揮の下に発される事が多い。内容は以下の通り。

<破邪走光>
*紅(くれない) 発露×1〜9。通常の光線技で単独で使用可能(集団での使用も可能)。全員が使える。 *煉獄(れんごく) 発露×オール(10)。もしくは発露×オール(9)および発露×オール-1(9)。なお括弧内は発動人数であり、実際には表記、呼称されない。 破邪走光における最大必殺技。焼却浄化炎。その出力だけならようこの通常版「だいじゃえん」以上。薫の犬神たち全員もしくはなでしこを除く9人で発動が可能。「破邪走光・発露×オール(10)」はなでしこが加わった場合の仮想的な呼称であったが、アニメでは最終話においてせんだんの下で、原作では第2部最終章にて復活した薫の指揮の下でようやく実現する。「破邪走光・発露×オール(9)」は、他の犬神たちがなでしこを仲間と認めていなかった時の呼称。ようことの戦い以降はなでしこの存在を意識して「破邪走光・発露×オール-1(9)」がデフォルトとなっている。

<破邪結界>
*二式紫刻柱(にしきしこくちゅう) 犬神たちの最長老一族に伝わる結界術の一つで(最終巻では、ようこも最長老から伝授される)、主に防御壁として使用する。薫の犬神たち3人の霊力を寄り合わせる事で発現が可能。また、アニメ版では施術人数設定が変更されており、いぐさとせんだんの2人で発現させている光景が見られた。この発動人数の変化は、後に原作第2部において犬神たちの成長を示すためかフィードバックされている。尚、はけとようこ、そして成長したともはねは単独での発現が可能である。 *零式舞踊結界(ぜろしきぶようけっかい) 現在は最長老と後継者のはけのみが使える、一子相伝の結界術。最長老はこの術によって300年以上もの間大妖狐を封印していた。この結界の中では、使おうとした霊気の全てが盆踊りなどあらゆる踊りのステップに変換されてしまう。また、対象者の霊力が大きければ大きいほど、その力によって加速的に結界が閉鎖され、かつ厳重に封印される。結界陣を敷きその中へ対象者を入れなければ発動できないため、非常に扱いづらい術でもある。

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