シェリル｜リビルドワールド登場人物紹介

こんにちは、リビルドワールドガチ勢のアジラです。

リビルドワールドは、WEB版、書籍版、漫画版全て読了ずみです。

本記事では、リビルドワールドの主要キャラの一人「シェリル」の詳細・劇中の活躍をまとめます。

シェリルは、WEB版15話、書籍版１巻11話から登場する古参キャラです。

シェリルは美しく、自身の美しさを武器にできる聡明さを持つ少女です。

劇中、シェリルに惚れてしまったために破滅した男性キャラクターは3名もいます。

はっきり言ってヤバイ女です。

しかしシェリルは自身の武器が全く通用しないアキラに恋をしてしまったゆえに、作中ではアキラに振り回されぱなしにも関わらず一途にアキラにつくす、けなげで可愛いヒロイン役となっています。

以下、詳細に解説します。

ぜひ最後までお読みください。

本記事はネタバレありです。

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リビルドワールド シェリル　画像

↑リビルドワールド5巻の表紙の少女がシェリルです。

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シェリル　人物紹介

シェリルはクガマヤマ都市下部区域スラムの少女です。

年齢については具体的な言及はありませんが、アキラと同世代でほぼ同じ年齢と思われます。

シェリルの徒党のメンバーは、少年少女ですらなく「子供」と表現されることが多く、年齢は若いと思われます。

サイト管理人的には、アキラとシェリルは中2〜3くらいだと脳内補完しています。ちなみにカツヤとユミナは高2くらいをイメージしています。

シェリルはスラム街の小規模徒党のボスで、アキラに後ろ盾となってもらっています。

シェリルはスラム街の中では際立った容姿をしていて、その容姿作中複数の男性に「見惚れられる」ほどです。

 シェリルほど作中で容姿に言及される女性キャラクターは、他にはアルファ、キャロルくらいしかいません。

シェリルの容姿のレベルはアルファを含め、作中トップクラスの設定になっています。

(作中、ユミナがシェリルを見て落ち込むシーンがある)

またシェリルは自分の容姿を自覚しており、容姿の良さを武器に出来る知能も兼ね備えています。

シェリルは元々所属していた徒党のボスが遺物目的でアキラを襲ったところ返り討ちにあって死んだため、いきなりなんの後ろ盾もなくスラム街に放り出されます。

あまりに過酷な状況にシェリルの精神は一度壊れ、成り行きとはいえ手を差し伸べたアキラの存在を支えに再構築された経緯があります。

従ってシェリルはアキラに強く依存しており、またアキラの力になり関心を引くためならあらゆる手段を辞さない冷酷さを持っています。

こう書くとシェリルはメンヘラのようですが、リビルドワールドの劇中では、

などの役割が与えられています。

アキラの前ではちょっと残念ででも健気な美少女ですが、本来は男を操り、成り上がるタイプの傾国の美女系のキャラクターです。

劇中の活躍

最序盤　

アキラが壊滅させた徒党のボスを引き継ぐようアキラに依頼するも断られ、シェリル自身がボスになるはめに。

シジマの部下の死体引きずってシジマのアジトに乗り込むアキラに同行、過酷さに精神が限界を迎える

子供のように泣きじゃくるシェリルを宥めようとアキラが不器用に抱きしめたことで、アキラを支えとした歪みつつも強い精神性を獲得。

以後、アキラのために強い意志で徒党を拡大に動く

ここまではWEB版書籍版と同様です。

ヨノヅカ駅遺跡編以降は、WEB版と書籍版で展開が異なるため、分けて記載します。

ヨノヅカ駅遺跡編以降 WEB編

クガマヤマ都市巡回後

アキラからシジマへの和解金の残り分50万円を受け取る。金を受け取ったシジマは、短期間で装備を充実させたアキラよりもむしろキャロルの精神面の変質を警戒する。

ヤラタサソリ駆除、遺物強奪犯との戦い後…アキラが死にかけたと聞き、狼狽する。カツラギから回復薬を1000万円分購入したアキラの財力に焦る。アキラからスラムの子供に読み書きを教えるよう依頼され張り切る。アキラと一緒に風呂に入る。(以後定番化)

ヨノヅカ駅遺跡

アキラの誘いにより、アキラの護衛を受けながら徒党を率いてヒララガ住宅街遺跡を探索。集めた遺物売却のため、スラム街に露店を開くことに。(この露店がのちに都市幹部のイナベとのコネになる)

シェリルの買い物

都市下位区画で服を選んでいたところ、カツヤに遭遇。自身の美貌と話術でカツヤを煽てて気持ち良く喋らせる。アキラのプレゼントの遺物を150万で仕立て直し、上流階級との交流用の勝負服を手に入れる。

アキラがキャロルとセンタラルビルを脱出した直後

カツヤに再開。仲間を助けられず、後悔するカツヤの相談に乗る。

もう1人のアルファがカツヤを孤立するよう誘導するのが現実的でないと判断するきっかけにとなり、カツヤのドランカム内のローカルネットワーク構築が進んでいくことになる。

最終的にカツヤはローカルネットワークの暴走により、周囲に自身の判断の誤りを訂正してくれる人材がいなくなり、破滅の道を進むことになるが、シェリルがきっかけを作っている。

センタラルビル内救出作戦後

アキラの護衛で遺物販売店を開く。ティオルがシェリルに一目惚れする。

大規模抗争編

スラム街で「アキラが簡単に財布を盗めるカモ」だという情報が広がる。アキラは以前アキラの財布を盗みカツヤに無実だと訴え助けを求めアキラから逃げおおせたスリのアルナへの報復を再度決意。シェリルの徒党へアルナを目撃したらアキラへ報告するよう依頼する。

シェリルの遺物販売店が強盗に襲われる。アキラ、ザルモと戦闘。強盗を返り討ちにした後、アキラがカツラギと交渉。強盗の生き残りと死体を換金する。アキラは換金した金でシェリルの徒党の武装を整える。

アキラがシェリルの徒党のメンバーに訓練をつける。

大規模抗争前、スラムの二大徒党エゾントファミリーとハーリアスは、スラム街の徒党や商売人に各々自らの陣営に協力するよう圧力をかける。

シェリルの徒党にはエゾントファミリーからの傘下入りの打診がくるも、シェリルら断る。(エゾントファミリーの目的がアキラを傘下に組み入れることだったため)

結果、シェリルはエゾントファミリーに連行される。

シェリルとスリのアルナがエゾントファミリーに確保されていることを知ったアキラ、エゾントファミリーに乗り込みシェリルを救出。

シェリルの救出後、アキラはスリのアルナの殺害を優先し、シェリルの護衛はキャロルに委託する。

大規模抗争後、アキラとヴィオラの取引によりヴィオラがシェリルの徒党の幹部になる。シェリルはアキラからヴィオラの監視を頼まれる。

ヴィオラのコネによる旧世界遺物の裏取引がきっかけで、シェリルは都市幹部のイナベとのコネクションを得る。

ヴィオラから誘われた都市の立食パーティーでシェリルはカツヤと遭遇。スリのアルナをアキラから守れず落ち込んでいたカツヤはシェリルとの会話をきっかけに威勢を取り戻す。カツヤのシェリルへの想いがさらに膨らむ。※シェリルのほうは完全にリップサービスで、カツヤのことは数回会っただけの知人としか思っていない。

カツヤは威勢を取り戻したことにより立食パーティーにて旧領域接続能力の本領を発揮する。旧領域接続能力の本領を発揮した結果、カツヤはアルファ達と繋がる旧領域接続者をクガマヤマ都市から排除したいヤナギサワに目をつけられる。

続いてイナベから直接招待された立食会でシェリルは再度カツヤと遭遇。カツヤはシェリルに旧世界製のアクセサリーを送るがシェリルはもっともらしい理由をつけて断る。※自分が贈ったアクセサリーを意中の女性が身につけないと機嫌を損ねる場合をシェリルが面倒に思ったため。

クズスハラ遺跡大捜索、都市間輸送車両防衛任務後

リオンズテイル社内の権力争いに巻き込まれ、500億の賞金首になったアキラを徒党を挙げてバックアップする。

500億の賞金首編後

リオンズテイル社との争いの際のシェリルの徒党のバックアップがアキラから評価され、アキラへの負債が帳消しになる。

アキラが購入した邸宅の警備を依頼される。

ヨノヅカ駅遺跡編以降 書籍版

ヨノヅカ駅遺跡編

アキラに生命線を握られており、アキラに絶対逆らわないものとして、アキラが新発見したヨノヅカ駅遺跡での遺物運搬を任される。

シェリル、ヨノヅカ駅遺跡の情報を欲したハンターに拉致され、アキラに救出される。

アキラは立場が弱いシェリル達に仕事を依頼したことや、結果としてシェリルの徒党を危険に巻き込んでしまった罪悪感から、以後WEB版と比較してシェリルを優遇・優先するようになる。

シェリルの買い物

アキラと気安く会話するユミナに心を乱される。

カツヤの楔

WEB版と比較し、カツヤの考え方にはっきり呆れる独白が追加されている。

シェリルの遺物販売店

アキラがシェリル達の協力を得て、ヨノヅカ駅遺跡で大量に回収している。WEB版と異なり、カツラギの伝も使っており、ビジネスの規模が大きい。

大規模抗争編

全面改稿。WEB版の大規模抗争はスリのアルナに対するアキラとカツヤの因縁が物語の本筋でシェリルは脇役。

アキラがスリを許した書籍版では、アキラがシェリルの徒党の協力でヨノヅカ遺跡で大量の遺物を持ち帰ったことによりシェリルの徒党のビジネスの規模が大きくなり、結果2大徒党に目をつけられたことが騒動が起こる。シェリルの出番も大きく増え、書籍の表紙イラストにも登場している。

クズスハラ遺跡大捜索

大規模抗争編でシェリルの徒党はドランカムと縁ができ、シェリルはカツヤの部隊に護衛され遺物収集にいくことになる。しかし、遺物収集中、大量のモンスターがカツヤの部隊を襲撃。試行のためシェリルとユミナを排除しようとするアルファとカツヤと契約している少女の企みにより、シェリルとユミナは部隊から孤立し死にかけるも、二人は駆けつけたアキラに救われる。

その後、都市幹部内の政治的争いにより、アキラとシェリルの徒党を協力者に持つイナベに対抗し、ウダシマはカツヤを含むドランカムの事務派閥を取り込む。

アキラはウダシマの策略により、建国主義者の嫌疑をかけられる。

アキラを徒党の後ろ盾にしているシェリルは、ウダシマの息がかかった都市の警備員に情報を吐くよう拷問を受けるが、駆け付けたアキラに助けられる。

アキラの排除に失敗したウダシマはシェリルの身柄の安全をエサにカツヤにアキラの殺害を依頼し、カツヤは了承。

ユミナはこの件に反対するも、カツヤの旧領域接続能力によりアキラの殺害はドランカムのカツヤ派閥での覆せない決定事項となる。

最終的にアキラとカツヤの部隊は正面衝突、結果カツヤの部隊は大損害を受け、カツヤ、ユミナ、アイリがアキラと戦闘の末、死亡する。

事件後シェリルは、ドランカムの部隊がアキラを襲撃する決断に自身が関係していることを知る。シェリルは、自身がユミナの死ぬ原因の一つになったことをアキラに知られ、敵意を向けられることを恐れるようになる。

書籍版11巻以後

書籍版では11巻冒頭での登場が最後、12巻では出番がありませんでした。

シェリルがアキラの想い人、ユミナの死に意図することなく関係してしまった件については、サイト管理人的にはアキラが怒りシェリルを殺すことはあり得ないと思います。

ですがシェリルは決してそうは思わないでしょう。

この「爆弾」が今後の物語展開にどうかかわってくるのか、非常に気になるところです。

まとめ

シェリルはWEB版、書籍版ともにスラム出身ゆえのハングリーさをもつ美少女という他の作品では中々目にしない「良い性格」のキャラクターです。

シェリルは打算でアキラに近づくものの、その献身さが徐々にアキラに認められ、敵かそうでないかでしか他人を評価できないアキラの数少ない身内の1人になっていきます。

アキラに人手を提供できる有能サポートキャラでもあります。

書籍版では、シェリルには全く落ち度はないのですが、シェリルはアキラが想いを寄せる女性ユミナの死の遠因となってしまいました。

サイト管理人的には、WEB版のアキラはシェリルのことをちゃんと身内と捉えており、仮にアキラがシェリルとカツヤのいきさつを知ったとしても即シェリルを敵と見なすことはあり得ないと思うのですが、WEB版と書籍版は細かなところでアキラとシェリルの関係性が変わっており、最終的にアキラがどう反応するか、読み切れません。

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