こんにちは、リビルドワールドガチ勢のアジラです。
リビルドワールドはweb版、書籍版、漫画版、全て読破済みです。
本記事では
- リビルドワールドを読んでみたいけど、WEB版、書籍版、漫画版のどれから手に取るべきか悩む
- WEB版を読み終わったが、お金をかけて書籍版を読む意味があるのか?
という方のために、物語の本筋には触れず、WEB版と書籍版の違いをまとめます。
最初に結論をお伝えすると、以下の通りです。
- リビルドワールドのWEB版と書籍版は、途中でルートが分岐して別のストーリーになる。
- WEB版はR15のため展開がハードかつ表現が堅い、書籍版は全年齢対象で読みやすく少年漫画的要素が強い
- WEB版、書籍版のどちらも面白いが、今から読むなら続きが読めないストレスが少ない書籍版がおすすめ
- WEB版のリビルドワールドが読了済みのでも、書籍版は別ルートに分岐するため楽しめる。
ぜひ最後までお読みください!
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リビルドワールド WEB版、書籍版の概要
リビルドワールドは元はで、2017年2月から「小説家になろう」「カクヨム」で連載開始されたWEB版がオリジナルです。
その後、2019年5月からWEB版を改稿する形でカドカワから書籍版が発売されています。
なろう小説の典型パターンですね。
WEB版、書籍版ともに未完結ですが、2023年6月時点ではWEB版の展開が先行していて、書籍版はWEB版を追いかけて発行されています。
但し、WEB版のリビルドワールドは2022年を最後に1年以上新規投稿がありません。
(高頻度で改稿されているので、放置されているわけではない。)
2023年6月現在、書籍版の展開はあと少しでWEB版に追いつこうというところです。
今後も書籍版の更新が優先で、WEB版の更新は後回しになりそうな雰囲気です。
(Web版は…、作者さんにお金が入りませんし仕方ないですよね。)
リビルドワールドWEB版、書籍版の違いの概要
リビルドワールドは、WEB版と書籍版で展開が異なっています。
話が進めば進むほど、展開の違いは大きくなり、WEB版〇〇話、書籍版9巻の時点でストーリーが完全分岐したと言っていいほど違いが大きくなっています。
書籍版のこれまでは、おおよそWEB版のストーリープロットを踏襲してきました。
アキラとアルファの出会い→巡回依頼→ヤラタサソリ殲滅→遺跡強奪犯との戦い→賞金首討伐依頼→…
ですが、書籍9巻以降はいつWEB版とは全くことなるストーリープロットに突入してもおかしくない状況です。
表現がマイルド
WEB版のリビルドワールドはR15小説ですが、書籍版は全年齢が対象です。
これにより、書籍版のリビルドワールドは流血沙汰関係のハードな描写がマイルドになっています。
代わりに書籍版のリビルドワールドはWEB版では抑えめの、感情に訴える少年漫画的なアツい展開が多めになっています。
WEB版と書籍版のどっちが良いかと聞かれると、展開がWEB・書籍で異なることもあり、管理人は「どちらもそれぞれ面白いし、ファンなら両方読むべき!」と答えます。
挿絵、世界観・メカニックイラスト
書籍版にはWEB版にはない挿絵や世界観・メカニックイラストが適宜挿入されています。
巻末には、交戦したモンスター・ハンター、アキラやストーリー上重要なキャラの設定資料、およびアキラの最新装備のスペックなどが記載されています。
イラストは綺麗かつリビルドワールドの世界観にマッチしていて、管理人的には書籍版の大きなポジティブポイントの一つです。
また書籍版では、執筆にメカニックが参加したことに各種装備の設定が若干変更されています。
リビルドワールド 書籍版・WEB版の細かな人物描写の違い
リビルドワールドのWEB版と書籍版では人物描写にも違いがあります。
以下、特に差異が大きいものをまとめます。
アキラ
リビルドワールドはWEB版と書籍版の違いが大きい作品ですが、アキラは主人公ゆえに違いも多いです。
人物描写
書籍版のアキラは、WEB版に比べて行動や思考が若干マイルドです。
WEB版、書籍版共通のアキラの自分描写は下記の通り
- 他人を信じない。特に問題や誤解が生じた時に「自分のことを信じてもらえる」ことを最初から諦めている。
- 常に死と隣り合わせのスラム育ちゆえ、殺人に一切の抵抗がない。
- 悪意を持って他社から騙される・奪われる・裏切られた場合、命懸けで相手に報復する。
- 対等な関係の取引は、どんなに割に合わなくとも誠実に実行する。
- 無償の善意を与えてくれた相手には献身を返す。
書籍版、WEB版で上述のようなアキラの価値観の根幹は同じです。
ですが、リビルドワールドのWEB版はR15なのに対し、書籍版は年齢制限がありません。
従って書籍版では、WEB版にあったアキラの人殺しのエピソードのいくつかがカットされています。
また書籍版ではWEB版と比べ、アキラの部隊行動の機会が多く、他のハンターとの会話が多く書かれています。
他のハンターとのやりとりが増えたことで、書籍版のアキラは①の他人を信じない性格が緩まった印象を持ちます。
したがって書籍版のアキラからは年相応の子供らしさを感じることが多いです。
戦闘力の向上
書籍版ではWEB版と比較しアキラの戦闘力が、アルファのサポート抜きの素の実力、装備面の両面で強化されています。
WEB版でのアルファのサポートなしのアキラの強さは、少なくともセンタラルビル編まではエレナやサラ、シラカベなどのグガマヤマ都市の有力ハンターと比べ明確に劣るように書かれています。
アキラがアルファのサポートなしでも十分な活躍が出来るようになるのは、大規模調査編以降です。
書籍版のアキラは、ミハゾノ遺跡編の時点でアルファのサポートなしで大きな戦果上げることとなり、徒党間抗争時にはアルファのサポート抜きで人型兵器と善戦できる(ただし勝てない)レベルまで強化されています。
WEB版のリビルドワールドでは、アキラが成長して戦闘を自分の判断で行うようになるにつれてアルファの影が薄くなってきます。
アルファ
またクズスハラ遺跡大規模捜索時のある出来事がきっかけで、以降アキラへの接し方が慎重になり、従属的というかアルファが裏で考えを巡らせる描写がほぼなくなります。
WEB版でアルファの影が徐々に薄くなっていくのを出版社がどうにかしようとしてか、書籍版ではアルファの謀略がより強調されています。
WEB版ではクズスハラ遺跡大規模捜索以降アルファは丸くなっていますが、書籍版では大規模捜索のエピローグにアルファが自分の目的のために動いている計算された思考のAIであることを再認識させられる描写が挿入されています。
カツヤ
書籍版のカツヤは、WEB版にくらべ弱体化修正がかかっています。
それも大幅な弱体化です。
(管理人の感覚では30%減くらい。)
- 書籍版のアキラが強化されたことによる相対的な弱体化
- 素の実力の弱体化描写(WEB版で強調されていたカツヤの飛び抜けた才能への言及描写が弱っている)
- 都市とドランガムの政治取引による立場の制限
WEB版のカツヤは確かな実力と類稀な才能を持つ若手有力ハンターとして描写されています。
WEB版のアルファ達の会話の中で、カツヤの優秀さと比べるとアキラは見劣りすると作中で何度も言及されています。
またWEB版ではもう一人のアルファによるカツヤへの戦闘サポートもほとんど描写されることなく控えめな印象です。
実力と才能、優れた容姿、そして自身の上昇志向により、カツヤ派は所属ハンター徒党ドランカム内の最大勢力となります。
組織を乗っ取りかけたと作中で表現されるほど、WEB版のカツヤはドランカム内で強い影響力を持ちます。
一方、書籍版のカツヤは若手実力者には間違いないのですが、WEB版と比べ実力の描写は控えめです。
書籍版ではアキラの装備が充実するのが早く、ミハゾノ遺跡編以降はアキラのほうが明確にカツヤよりも実力でまさっているように描写されています。
また書籍版ではドランカム内のカツヤの立場もWEB版と比べ弱体化しており、カツヤが組織のしがらみに縛られている様子も描かれます。
書籍版のカツヤは弱体化した分、物語の中での存在感が薄れています。
ユミナ
ユミナは、リビルドワールドのWEB版と書籍版でもっとも扱いの差が大きいキャラクターです。
WEB版、書籍版ともに、ユミナは冷静で状況に応じた判断ができ、かつ他者の感情や性格を踏まえた立ち回りが出来る、頭が良く優しいキャラクターです。
ですが、WEB版のユミナにはカツヤの幼馴染以上の役割はありません。
一方、書籍版のユミナはなにかとアキラと関わることが多く、次第にアキラにとって生まれて初めての同年代の対等な関係の友人となっていきます。
WEB版のリビルドワールドは、R15らしいハードな展開と荒野を生き抜くハンター達の実利を追求したプロフェッショナルな生き様の描写が大きな魅力です。
一方で全年齢対象の書籍版では少年マンガのような主人公の成長や心の葛藤が描かれています。
書籍版のユミナは対等な友人として、アキラの精神面に大きく関与することになります。
書籍版におけるユミナは、少し変則的なヒロインと言っても良いくらいの活躍ぶりです。
ヴィオラ
情報で人を操る厄介な策略家のヴィオラ。
WEB版のヴィオラには常識的な面、というかビジネスライクな面があり、アキラが強くなるにつれてアキラの異常性に圧倒されていきます。
そして都市間輸送列車編以降は、強さのインフレに置いていかれていきます。
書籍版のヴィオラは自分の策略で巻き起こる騒動・混乱に快感を覚える異常性を持っています。
WEB版のヴィオラは厄介ですが理性的、書籍版のヴィオラは若干狂気を持っています。
書籍版のヴィオラは、この狂気のため都市間輸送車両編以降もなにをやらかすかわからない不気味な存在感を持っています。
シェリル
書籍版ではシェリルの徒党、裏ビジネスがWEB版よりも大規模になっています。
結果としてシェリルの物語の中でのポジションもより重要なものとなっています。
シオリ
WEB版に比べると、書籍版のシオリはアキラとの絡みが少なく若干影が薄くなっています。
WEB版のアキラとシオリには依頼や責務に忠実なプロフェッショナル同士の信頼関係があり、サイト管理人的にシオリは好きなキャラなので書籍版の扱いはちょっと残念です。
結論:リビルドワールドのWEB版と書籍版はどっちを読むべき?
ここまでリビルドワールドのWEB版と書籍版の違いを色々まとめてきました。
ここからは、
それで結局リビルドワールドは、WEB版と書籍版のどちらを読むべきなのか?
についてまとめていきます。
結論から言うとブログ管理人は、リビルドワールドはWEB版と書籍版の両方とも読んだ方が良いと考えています。
リビルドワールドのWEB版と書籍版は、それぞれアナザールートの関係と言えるくらい展開が異なるので、ファンなら両方読まないと勿体無いです。
すでにWEB版を読破済みの方は、迷わず書籍版も手に取るべきです!
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また
リビルドワールドをこれから読み始める人がまずWEB版と書籍版のどちらから読み始めるべきか?
についてですが
今から(2023年)であれば書籍版から読み始めたほうが良いと思います。
理由ですが、以下の2点です。
- WEB版の更新が1年以上止まっている
- 書籍版のほうは、定期的に次巻が発売されている
今後、リビルドワールドの書籍版の展開が、WEB版を追い抜くのは時間の問題と思われます。
リビルドワールドの書籍版は、WEB版の手直しではなく完全新作に近いので、今後も作者さんがWEB版に時間を割けない状況は続くと私は予想しています。
いつまでも更新されないWEB版に期待するよりは、定期的に更新される書籍版を追いかけたほうが、よりリビルドワールドを楽しめると思います。
リビルドワールドは、ブックウォーカーの読み放題プランで書籍版・漫画版ともに初回14日間無料で全巻読めますし、これから読み始める皆さんはぜひ書籍版から手にとってみてください。
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