こんにちは、リビルドワールドワールドガチ勢のアジラです。
リビルドワールドは、WEB版、書籍版、漫画版、全て読破済みです。
本記事では、2023年7月14日発売のリビルドワールド 書籍版12巻 リビルドワールドVIII〈上〉第3奥部 について、本サイト管理人アジラの感想・考察をまとめます。
結論ですが、今回のリビルドワールドもガチで面白かったです。
12巻は上巻下巻の上巻ということで、伏線をばらまく巻であり爽快感には若干欠けますが、次巻以降の展開が気になって仕方がない上巻としてはこの上なく面白い巻となっています。
それでは、当サイトのリビルドワールドVIII〈上〉第3奥部の感想考察、ぜひ最後までお読みください。
- 本記事は、ネタバレありです。
- サイト管理人はリビルドワールドWEB版も全話読破ずみ、よって感想考察には書籍版とWEB版の比較を含みます。
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リビルドワールドVIII〈上〉第3奥部|あらすじと感想
212〜220話
毎巻恒例、巻頭のアキラのレベルアップ回。
都市間輸送車両でアキラがエルデ達を撃退したことで坂下重工から報酬が出ることになったのはWEB版と同様。
ただ坂下重工からの報酬はキバヤシの手回しによりハンターランクの上昇に100%回され、アキラのハンターランクは55から一気に70になります。
アキラはハンターランク70になったことで、前巻都市間輸送車両の護衛任務で戦闘を任されていたような有力ハンターと同等の装備を手に入れる権利を得ます。
WEB版ではアキラが500億の賞金首になった事件を解決した後、ようやくハンターランク55に到達していました。
元々その傾向はありましたが、リビルドワールドの書籍版はアキラが強化されるペースが早いです。
ただし今回のレベルアップ回では、ランク100以上のハンターのみが購入できる東部最前線の装備の入手には至りません。
(WEB版では、このタイミングで東部最前線用の装備入手の道筋が整う。)
微妙なバランス感です。
その他、前巻からの状況の変化をざっくり挙げると、以下の通りです。
- アキラの自宅が襲撃され、アキラは自宅を失う
- イナベ勢力のハンターアキラのレベルアップに、イナベの政敵ウダシマが焦る
- キャロルが坂下重工がクガマヤマ地区で旧領域接続者を熱心に探しているという情報を得て、アキラを護衛に雇う
- ヒカルがアキラの担当を外れる「予定となる」
キャロルがアキラを護衛に雇うのはWEB版と同じ展開です。
アキラがユミナを殺害した時は
「ここからリビルドワールドの物語展開は完全別ルートに向かうのか⁉︎」
とサイト管理人は思っていましたが、まだギリギリWEB版の展開をなぞっていますね。
イナベとウダシマの勢力争いが続いている点は書籍版オリジナルの展開ですが、ウダジマが支援したカツヤがイナベが支援しているアキラに敗れ、その後アキラがクガマヤマ都市トップクラスのハンターに成長したことで、現状はイナベが優勢です。
④のヒカルがアキラの担当を「外れる予定」となっただけで厳密にまだ担当から外れていない点は、管理人的には重要な伏線だと想像しています。
ヒカルはキャラクターデザインが凝ってますし、前巻では下着姿の挿絵まで描かれてるので、今後もしばらく活躍しそうです。
221話
アキラはキバヤシの仲介でタツカワとメルシアと会談します。
本巻でついにタツカワとメルシアのビジュアルが初公開。
なんというか、ブログ管理人はWEB版でのタツカワとメルシアの描写から
- タツカワは、筋肉ムキムキの戦闘狂
- メルシアは、アメリカのセクシー女優みたいな色々濃い女性(自分のイメージはFF8の未来のラスボス、アルティミシア)
みたいなイメージを持ってましたが、実際には
- タツカワはちょっとマッチョな爽やかイケメン。
- メルシアはちょっと気が強そうではありますが、黒髪の気の強そうな少女?風(主人公に口うるさく注意してくる風紀委員の少女?)
みたいなビジュアルになっててびっくりしました。
あらためてWEB版を読み返してみましたが、口調なども変わっています。
(WEB版のタツカワとメルシアは、部下たちもいる中、人型兵器の中でサカってしまう破天荒キャラ)
この改変にどういった意図があり、今後の物語にどう影響するか、注目です。
222〜224話
毎巻恒例、アキラの新装備込みの実力の確認回。
- クズスハラ遺跡奥部の地図情報を保有しているキャロルがハンターランク70のアキラは組んだことは高ランクハンター達に警戒されており、クズスハラ遺跡奥部へ向かうことは面倒さを伴う…
- そこでキャロルはアキラをミハゾノ街遺跡でクズスハラ遺跡奥部への裏道を探すことを提案します。
書籍版オリジナルの展開です。
ハンターランク70に相応しい装備を手に入れたアキラの実力は、アルファのサポートを含めずともクガマヤマ都市の中では規格外の存在となっています。
エレナ、サラ、シラカベ、クロサワあたりはアキラとの実力に隔たりが出て今後絡みが少なくなるのかな〜と思うと管理人的には少し寂しいです
エレナとサラはさらなる高みを目指す決意をしていましたし、今後パワーアップイベントがありそうですが…
ミハゾノ遺跡からクズスハラ遺跡奥部へ繋がる地下トンネルで、アキラ達がトガミと出くわす展開は色んな意味で意表を付かれました。
アレ?単独行動?レイナ達はいないの??
なんでシロウと組んでるの??
WEB版ではイイダ商業施設編でレイナと共に精神面・判断力の成長と、アキラの足を引っ張らない確かな実力を示したトガミ。
ですが、書籍版のイイダ商業施設編はユミナのパワーアップイベントに改変されたこともあり、トガミの実力はそこそこのままです。
管理人的にトガミは好きなキャラなので引き続きレイナの相方として頑張って欲しい。
225話
アキラ達は、クズスハラ遺跡第三奥部に到達します。
タイトル回収です。
しかしクズスハラ遺跡第三奥部は旧世界技術による拡張空間で、出口のない無限の空間でした。
アキラ達は来た道を戻ることもできず、第三奥部で遭難してしまいます。
そんな中、アキラ達はツバキに遭遇します。
WEB版ではカツヤの死後アキラと直接会話を交わす機会のないツバキが、まさかのここで登場です。
- アキラを気に入っているツバキ
- アキラを独占したいアルファ
- アルファの存在を第三者に知られたくないアキラ
- ツバキとの交渉チャンネルを持ちたいシロウ
- アキラが知られたくない情報を知ってしまい、アキラがどういった行動に出るか恐れるキャロルとトガミ
ツバキ以外の各者に緊張が走ります。
ツバキはアキラに交渉を持ちかけますが、アルファがアキラへの干渉を自身への敵対行為とみなすとツバキへ威嚇。
結果、ツバキはアキラとの交渉を断念します。
ツバキはアキラへの友好的態度を崩していませんが、もはや恒例となったツバキさんとの交渉決裂後の強敵モンスターとのバトルが開始。
アキラはこれをハンターランク70の実力で撃破します。
そしてアキラはキャロルとトガミに護衛費用と相殺でツバキの件を忘れるよう頼み、2人は胸を撫で下ろしながら快諾するのでした。
恐らくここでツバキが現れたことは後の展開の伏線になると思われます。
要チェックです。
226〜228話
レイナ、シオリ、カナエ登場。
イイダ商業施設編でオリビアがアキラに残した白いカードを巡る、リオンズテイル社の社内権力闘争の件で3人は動いています。
発売前のあらすじを読んだ時は、12巻ではリオンズテイル社編には進まないとブログ管理人は思ってましたが、予想を裏切ってきました。
都市間輸送車両の護衛依頼を終えクガマヤマ都市に帰還したアキラ。
奥部攻略のため続々と高ランクハンター達が訪れたことで、クズスハラ街遺跡を取り巻く状況は過熱していく。
そんな中、アキラはキャロルから意味深な誘いを受けるが……?
新装備を手にしたアキラが、ついにクズスハラ街遺跡の奥部を目指す!
読者を熱狂させる大人気SFバトルアクション、書籍版オリジナル展開で贈る待望の新エピソード!BOOK☆WALKER
より引用
レイナ達は都市に封鎖されているセンタラルビルに向かっていましたが、リオンズテイル社社内のライバルのクロエ達に妨害されます。
WEB版の展開との大きな違いは、レイナ達がオリビアと「正規の手順」で接触する必要がある点を最初から認識している点。
正規の手段でオリビアと接触することにこだわり、レイナたちは都市の防衛隊が封鎖中のセンタラルビルへ向かいます。
しかしセンタラルビルの前には都市の防衛隊に加えクロエ達が待ち構えていました。
戦力的に勝ち目がないことからレイナ達が目的を断念したところ、シロウから通信が入ります。
シロウとの取引により、レイナ達はクズスハラ遺跡第三奥部で遭難しているアキラ達の救援に向かう展開になります。
シロウはレイナ達の白いカードを使い、オリビアを護衛に雇い、レイナ達と共にアキラ達の元に向かいます。
229〜230話
強力なモンスターを撃退したアキラ達ですが、クズスハラ遺跡第三奥部からの脱出の手がかりをつかめず、以前遭難中です。
クズスハラ遺跡第三奥部にはタツカワも迷い込んでいました。
流れで共闘することになりますが、タツカワの頼れる先輩感がぱねぇ。
ハンターランク70台のタツカワとアキラの共闘はアツいです。
超巨大モンスター(アキラ曰く、怪獣)が現れ、タツカワとアキラのコンビを持ってしても防戦一方のジリ貧状態となりますが、そこにオリビア、レイナ達が登場。
シロウが旧領域接続能力で作った第三奥部の出口を作ると、オリビアとアキラが巨大モンスターの最後の追撃を防ぎきり、全員第三奥部からの脱出に成功します。
一応巻のクライマックスにあたる部分ですが、短くて正直あまり印象には残りませんでした。
クライマックスというよりは、アキラ、タツカワ、オリビアの実力の序列の整理の戦闘のような感じました。
アキラはタツカワに十分喰らいつく実力を見せましたが、オリビアに比べたらまだまだ。
7巻とモニカの時も思いましたが、旧世界の存在の強さは計り知れないです。
231話
巻エピローグ
脱出後のタツカワとメルシアのやり取りは…、カツヤとユミナがたどり着いていたかも知れない未来のように見えて少し切なくなりました。
カツヤはドランカムへの所属を選んでしまいましたし、性格と旧領域接続能力のせいで組織の中で信者に囲まれ突出してしまうので、どう足掻いてもいつかは悲劇的結末になるのは避けられなかったと思いますが…。
タツカワは今後もアキラの良き先輩のままでいてくれるのでしょうか、気になりますね。
シロウはWEB版では有能だけど情けない感じのキャラ描写でしたが、書籍版ではあまり情けない感じはありません。
凄まじく優秀で利害が一致すれば頼もしい存在に描写されてますね。
シロウは挿絵でも韓国イケメン風に描かれてますし、キャラデザ面でも優遇されています。
今後も有能さでアキラをバックアップし、面白い展開を見せてくれそうです。
またレイナ達とアキラ間の白いカードに関する貸し借りをレイナ達がアキラに敵対しないことを誓うことで精算するイベントもこの巻で発生しました。
WEB版と比較し書籍版でのアキラとレイナ・シオリの関係性は食事イベントの省略などにより薄いものになっていたので、今後どうなっていくのかな〜とブログ管理人は思っていました。
このイベント以後、アキラとレイナ達は密接に関わっていくことが確定したと言えそうです。
そして最後…、10巻に引き続きまたアキラの偽物が建国主義者を名乗り、結果アキラは賞金首になってしまいます。
都市の防衛隊がウダシマ殺害容疑でアキラの確保に動いているので、ウダシマが死んだのは確定のようです。
アキラとウダジマの因縁は、11巻以後しばらく続くものとサイト管理人は考えていましたので、このタイミングでのウダジマの退場は予想外。
またアキラの偽物がウダシマへの復讐を決意した理由にアキラが都市の権力争いのためにユミナを殺害せざるを得なくなったことを挙げたため、アキラが濃く暗く深く黒い殺意を意志を偽アキラに向けたところでリビルドワールド12巻は終わります。
この展開は本当に予想外…、WEB版のリオンズテイル社編ではクガマヤマ都市は中立の立場でしたが、書籍版では都市も敵に回りそうです。
リビルドワールド12巻は、風呂敷を広げる巻でしたね。
WEB版のリオンズテイル社編、ブログ管理人は「これ、どうやって決着するの??」とドキドキしながら追っていましたが…、書籍版も同じくらいハラハラさせてくれることを期待します。
ブログ管理人はキバヤシではないですが、やはりアキラが無理無茶無謀をしてこそのリビルドワールドといえるでしょう!
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リビルドワールドVIII〈上〉第3奥部|考察
ツバキの目的と謎の少女について
クズスハラ遺跡第三奥部でアキラ達はツバキに遭遇します。
ツバキは、アキラに「見かけたので挨拶にきただけ」と話していますが、
- 実体を伴い、第三奥部に訪れていたこと
- アキラに「私も帰るところ」と伝えていること
から別の目的があり第三奥部に来ていたことがわかります。
そしてツバキの要件は、227話冒頭に
これ以上、残っていても意味はない。ツバキはそう判断して帰ろうとする。だがそこで足を止めた。
「なにか用か?そちらとの要件は済ませたはずだが」
ツバキの前には、旧世界風の武装をした1人の少女が立っていた。
書籍版リビルドワールド 「リビルドワールドVIII〈上〉第3奥部」より引用
とあり、旧世界風の武装をした少女と会うことだったことがわかります。
そして少女は一度用件が済んだところ、アキラとツバキのやり取りを見て、再度ツバキにコンタクトしてきています。
ではこの少女は一体誰なのか?
サイト管理人は、カツヤを試行の対象としていたアルファと同等の存在である少女(以後、エイリアスと呼称)と予想します。
根拠ですが、以下の2点です。
- リビルドワールドの書籍版にて「少女」はエイリアスを示す準固有名詞であること
- ツバキは取引相手とは基本敬語で話すにも関わらず、旧世界風の武装をした1人の少女には敬語を使っていなかったこと
特に②が重要な根拠と考えます。
ツバキは、ヤツバヤシ、ティオルなどの取引相手には常に敬語を使っていました。
自身をバズーカで吹き飛ばしたヤナギサワに対しても交渉の開始後は敬語を使っています。
そのツバキが敬語を一切使わない相手は基本的にアルファとエイリアスのみです。
しかも敬語を使わないだけでなく「なにか用か?そちらとの要件は済ませたはずだが」と心底うんざりしたような返答はアルファとエイリアスに対してのものと考えられます。
エイリアスは、WEB版ではカツヤの死後も試行対象をアイリに変えて暗躍しています。
書籍版ではカツヤと一緒にユミナとアイリも死んでしまいエイリアスは退場かと思っていましたが、エイリアスがツバキと一緒に悪巧みしてるとなると面白い展開でブログ管理人的には楽しみが増えますね。
特にこの巻でアルファとツバキの対立が決定的になったところ、エイリアスとツバキが協力関係を築くのはかなり面白い展開です。
レイナの敵対しない宣言
アキラはWEB版書籍版ともに白いカードに関するレイナ達への貸しをレイナ達がアキラに敵対しないことに使います。
ですが、WEB版と書籍版で宣言の内容が異なります。
WEB版
絶対に守るとは安請け合い出来ないわ。でも少なくともカード譲渡取引の公平性を補完するに値する労力に見合う分だけ、アキラと敵対しない努力をする約束なら出来るわ。レイナ・リラルト・ローレンスの名に懸けて誓うわ。
小説家になろうより引用
書籍版
わかったわ。アキラとは敵対しない。約束する。レイナ・リラルト・ローレンスの名に懸けて、誓うわ。
書籍版リビルドワールド 「リビルドワールドVIII〈上〉第3奥部」より引用
書籍版のレイナ、こんな後々融通の効かない宣言をしてしまって大丈夫なんですかね…。
しかもアキラと仲が良かったユミナでさえもアキラと敵対しないことはできなかったと、アキラから言われた直後の回答。
ドランカムやリオンズテイル社内など、レイナにも色々しがらみはあるはずですが…。
ここの改変には作者の明確な意図を感じますので、今後の展開に影響してくるはず。
…なんかフラグだったらいやだなあ。
契約や約束に誠実なアキラ
リビルドワールド12巻では少し不自然なくらいアキラが契約や約束に誠実である点が強調されています。
WEB版ではここまで強調されていなかったので、何か作者の意図があるはずです。
クズスハラ遺跡大規模捜索編(書籍版10巻)でのアキラとツバキの会談の際、アキラはツバキからの取引をアルファへの借りを理由に断りますが、WEB版と書籍版でその後の展開が異なります。
WEB版では「誠実な依頼人(アキラ)を勝手に疑えば良い」というツバキのアルファへの嫌がらせにより、アルファはアキラがツバキからの取引をアルファへの借りを理由に断ったことを知りません。
一方、書籍版のアルファはこの事を知っています。
10巻の時点でこの違いが今後どう効いてくるのかな〜とサイト管理人は考えていましたが、12巻でさらなる伏線が張られました。
第三奥部の戦い中、アキラが生き残りアルファの依頼を遂行するために、護衛対象のキャロルやトガミ、協力関係にあるレイナ達とタツカワを切り捨てる選択肢をアルファから暗に示されました。
12巻ではアキラが契約を破らざるを得ない状況は発生しませんでしたが、今後はどうなるかわかりません。
そして契約を自ら破ってしまった時、誠実で義理堅いアキラが何を思い、どうなってしまうのか…
レイナのアキラと敵対しない宣言に続き、こちらも鬱展開のフラグのようにサイト管理人には感じられて、モヤモヤしています。
偽アキラによるウダジマ殺害事件の黒幕は?
本巻の最後、ウダジマ殺害の容疑で賞金首になってしまったアキラ。
容疑をかけられた原因は、229~230話で戦った怪獣の上でアキラが建国主義者に寝返ったことを宣言、その後ウダジマを銃撃して殺害、さらには他の都市の関係者も皆殺しにする旨を宣言する一部始終を収めた動画が出回ったためです。
色々情報量が多いですが、要は10巻と同じく建国者を名乗る偽アキラが都市幹部のウダジマを殺害したため、そのままアキラに容疑がかかり賞金がかかったという流れです。
明らかにこの件を仕組んだ黒幕がいるわけですが、ではその黒幕は誰なのか考察してみます。
まずは、リビルドワールド書籍版12巻の時点でアキラを賞金首に仕立て上げる動機がある勢力や人物は以下の通りです。
- 建国主義者 (ネルゴ、ザルモ)
- ウダジマ
- ツバキ
①の建国主義者について、勝手な逆恨みですが10巻でザルモはアキラのことを建国主義者の計画の不確定要素になりうるため排除すべきとネルゴに進言しています。
建国主義者は義体に意識を移し替えて、何度でも生き返る技術のようなものを持っており、12巻前半でアキラを襲った義体者の件も建国主義者が絡んでいたとすれば辻褄が合います。
ツバキですが、10巻、12巻の独白からアキラを窮地に追い込むことで自身に助けを求めさせ、自身との契約を認めさせようと動いています。
ただ、いくら融通がきかない管理系AIのツバキとは言え、さすがにアキラに嫌悪感を持たれかねないことをするか?という気もします。
ウダジマは、イナベとのクガマヤマ都市内の政治権力争いの関係上、アキラを排除する強い動機を持っている人物ですが、動画内で殺害されてしまっているので候補外と考えてよさそうです。
続いて、「怪獣の上に乗ったアキラがウダジマを射殺し、ユミナの件を理由に都市に復讐を宣言する」という動画を作れそうな勢力や人物を挙げていきましょう。
該当する人物は以下の通りです。
- 建国主義者
- ツバキ
- エイリアス
建国主義者は、クズスハラ遺跡第三奥部の管理人格と交渉するチャンネルがあれば、アキラ達が戦った怪獣の動画を入手することができると思われます。
また建国主義者は、ドランカムと都市幹部との交渉ルートがあり、ドランカムとアキラの衝突のいきさつ、アキラとユミナの関係についての情報を入手可能だったと思います。
ツバキも旧世界側のAIゆえ、アキラ達の第三奥部の戦いを観測し、怪獣の動画を作成することができたでしょう。
10巻の戦いでは、ティオルが建国主義者を語り、クガマヤマ都市防衛隊をクズスハラ遺跡に呼び込んだ実績もあり、ティオルよりも上位の存在であるツバキにも同様のことができると思います。
ただツバキが都市幹部の権力争いやアキラとユミナの関係を細かく把握しているのは、状況的に不自然に思えます。
エイリアスも旧世界側の存在ですので、怪獣の動画を作成することはできるはずです。
かつ以前、エイリアスはカツヤの自身の試行対象としていたので、アキラとユミナの関係について、建国主義者よりもも細かく把握しているでしょう。
黒幕エイリアス説の疑問点は「エイリアスが、自身と同等の存在であるアルファの足を引っ張ろうとするのか?」という点です。
サイト管理人的には、
- WEB版ではエイリアスが「もう一人のアルファ」と同一の存在のように表現されているのに対し
- 書籍版では、アルファと「少女(エイリアス)」を別人あるいは独立した存在として表現されている
ことから、ありうる展開なのかな~と思っています。
また、仮にサイト管理人の説が当たり、黒幕が上記に挙げた人物の誰かだった場合、レイナ達とクロエとのリオンズテイル社の内部争いとどう繋がっていくのか全く想像できず、今後の展開にワクワクしています。
リビルドワールド書籍版13巻は2024年発売!
上下巻の上巻だけあり、伏線を張りまくって次巻の展開が全く読めないまま終わったリビルドワールドVIII〈上〉第3奥部。
巻末広告によると次巻リビルドワールド13巻の発売は、2024年とのことです。
・・・な、ながい。
次巻の発売までは結構長いですが、リビルドワールドガチ勢はWEB版・書籍版を読み返したり、漫画版の更新を追ったり、アニメ化の続報を待ちながら過ごしたいと思います。
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